理事長の挨拶


この度、当財団は内閣府より公益財団法人山口内分泌疾患研究振興財団の認定をいただきました。
本財団の前身である山口内分泌疾患研究振興協会は、平成13年、山口八十八により創業された帝国臓器製薬株式会社(現あすか製薬株式会社)の創立80周年を記念し、内分泌研究の助成を行うことで研究の振興を願う会社創立の精神を将来に渡り永続的に持ち続けていくことを目的に発足、山口榮一(故・あすか製薬名誉会長)が投じた私財を中心に、帝国臓器製薬株式会社の何人かの有志がこれに賛同する形で設立されました。

内分泌疾患に関わる研究の助成、研究会・講演会の開催、知識の普及及び啓発等の活動を行い、少しでも内分泌学の進歩を加速し、国民の健康向上と福祉に寄与することが当振興協会設立の意図であります。また、当財団は設立当初から、研究支援事業の推進と共に、財団法人化を目指して準備を進め、平成20年12月施行の「公益法人制度改革による新制度」に合せ、平成21年3月11日付で「一般財団法人山口内分泌疾患研究振興財団」を設立、平成23年4月より公益財団法人山口内分泌疾患研究振興財団となりました。

当財団は、設立以来、内分泌研究の研究者(基礎・内科、産婦人科、泌尿器科の3領域から毎年8名を選定)に対し、研究助成を行ってまいりました。平成22年度迄に79件の研究助成を行うと共に、平成13年度から平成19年度迄の研究成果(基礎・内科27件、産婦人科14件、泌尿器科14件、計55研究)を冊子に纏め、今後の研究者の研究活動に役立つ資料として、また当財団の業績として発刊いたしました。それぞれの研究者が英知を注ぎ込んだ珠玉の研究は、各方面から極めて高い評価を頂いており、僅かな助成ではございましたが、内分泌学の進展に少なからず貢献できたものと考えております。

今後「内分泌疾患の成因・診断・治療・予防等に関する多角的な研究の助成ならびに研究会・講演会の開催、医療機関への知識の普及及び啓発等を行うことにより、医学・医療の進歩に貢献し、国民の健康に寄与する」とする旧協会の設立趣旨は、本財団に継承されます。本財団は新しい体制のもと「設立の意図」を遵守し、研究者に対する助成、内分泌疾患に関連する知識の普及及び啓発、研究会・講演会等の開催に対する協力及び助成など、公益事業を継続実施してまいる所存でございますので、今後とも、ご理解、ご支援の程、宜しくお願いいたします。